『ラジオの戦争責任』(法蔵館文庫、2022)の著者・坂本慎一先生が2022/12/8にTwitterでこんな投稿をなさっていました。
「拙著『ラジオの戦争責任』をお読みいただき、ありがとうございます。
(これは言っていいと思うので書きますが)同じく法蔵館さんから『近代仏教スタディーズ』の改訂版が近々出ますので、こちらもよろしくお願いいたします。」
https://twitter.com/sakamotoichi/status/1600776585765789698?s=46&t=0Ifh736ov94fKeAXKwSVNA
近代仏教史研究はこの10数年最も注目すべき進展を見せている分野の一つですが、『近代仏教スタディーズ』(法藏館、2016)はその入門にも適した重要文献でしょう。
その改訂版が出るというのです!
これを受けて、同じくTwitterで翌2022/12/9に法藏館アカウントがこんな投稿を。
「長らく近代仏教史の入門書としてご愛顧いただいております『近代仏教スタディーズ』。
このたび出荷可能な在庫がほぼ無くなりましたm(_ _)m(続く)」
https://twitter.com/hozokan/status/1601086720963117056?s=46&t=0Ifh736ov94fKeAXKwSVNA
「編者の先生方とご相談した結果、「通常の重版ではなく、ここ数年で明らかになった新視点を増補したり、ブックガイドに改訂を施すべきだろう」という話になりましたので、このたび、『近代仏教スタディーズ』の増補改訂版を来春に刊行予定です!増補項目もかな充実しております。ご期待ください!」
https://twitter.com/hozokan/status/1601086724956098563?s=46&t=0Ifh736ov94fKeAXKwSVNA
近代仏教にとどまらず教派神道も当然含む近代日本宗教史研究に大変益する大ニュースです。
刊行後6年経ちますが、今年に入って有名編集者の書評サイトに取り上げられて話題になったこともあり、まだまだこの本が求められているということでしょう。
本書で取り上げられているテーマはどれも近代神道史研究においても重要なもので、同じように進展した部分もありますが、まだまだの部分も少なくないと思います。勉強させていただきたいですね。
改訂版の増補項目もとても楽しみです。
大谷栄一・吉永進一・近藤俊太郎編『近代仏教スタディーズ』(法藏館、2016)