「教派神道」研究会(仮)

おおむね近代神道・神道教団について

西高東低?

以前、関東地方の学生さんの「新宗教(特に教派神道)は関西に集約されがち」というツイートを見たことがあり、はたしてどうかといわゆる神道十三派に限って本部所在地を改めて並べてみたことがあります。

ざっくり、関東・首都圏と西日本で分けてみました。

【東日本(関東・首都圏)】

神道大教(東京都港区西麻布)、神道修成派(東京都杉並区西荻窪静岡県磐田市)、扶桑教(東京都世田谷区明大前)、神習教(東京都世田谷区桜新町)、實行教(埼玉県さいたま市)、神道大成教(東京都渋谷区神宮前)、禊教山梨県北杜市小淵沢

 

【西日本】

天理教奈良県天理市 御嶽教奈良県奈良市)、金光教岡山県浅口市)、黒住教岡山県岡山市)、出雲大社教島根県出雲市)、神理教(福岡県北九州市

 

関東圏7、西日本6という結果でした。

新宗教系(特に教派神道)」とは別に上記十三派を想定してるんじゃなくて多分高校の歴史教科書や大学入試で出てくる天理教金光教黒住教くらいを想定しているんでしょうし。本部や教団の規模は西日本の教団の方が大きいですしね。

関連:網野善彦『東と西の語る日本の歴史』(講談社学術文庫、1998)

岡部敬史『ちがいがわかるとおもしろい! 東日本と西日本1みたらし団子が4?5?-文化・習慣-』(汐文社、2021