2022年を振り返って、1年間に刊行された教派神道関係の研究を、12月23日現在で「教派 神道」とか「○○教」とかで検索した結果目についた限りで書きだしていきます。順不同。
私の視界に入るだけなのと、教派神道研究との関係の有無は独断と偏見なので遺漏はあると思います。
大抵は読んでますが、タイトルしか把握してないものも入れてます。
あと、日付をさかのぼって刊行される出版物とか、特に公的な団体に少なくないので、あとから増えるのかもですね。
まずは論文等に限って公開します。書誌表記は不揃いです。
＜論文編＞
藤井麻央「明治期の黒住教からみた教派神道の展開」『宗教研究』96(1), 99-122, 2022-06-30
須永敬『北部九州における修験霊山の神道化と教派神道」『九州産業大学国際文化学部紀要』(79) 66-50, 2022-03
陳 重道「新宗教の信仰者による災害ボランティア活動の持続要因 : 金光教大阪災害救援隊を対象として」『共生学ジャーナル』6 152-178, 2022-03
長崎 誠人「金光教における教祖関連資料の研究について」『叡山学院研究紀要』 (44) 59-74, 2022-03
河崎 信示, 岡田 信義, 佐藤 満昌「金光教の音楽について」『宗務時報』(126) 20-23, 2022-03
岩崎 繁之「金光大神における神社神職の活動の様相」『金光教学: 金光教教学研究所紀要』(62) 11885-11953, 2022
大林 浩治「第六〇回 数学研究会基調講演記録 教学研究における「私」について」『金光教学: 金光教教学研究所紀要』(62) 11954-11997, 2022
早田 一郎「天理図書館の天理教文献と天理教文献係」『ビブリア : 天理圖書館報』(158) 106-120, 2022-10
西山 宜延 「明治期における神道教化と神葬祭化 : 奈良県十津川村の事例」『神社本庁総合研究所紀要』 (27) 63-135, 2022-06
竹見靖秋「「神道本局抹殺論」をめぐる論争」『大八洲 民族文化研究会年報』2022-8
竹見靖秋「祭神論争の過程【２】」『大八洲 民族文化研究会年報』2022-8
相澤みのり「平田国学の明治：平田胤雄と本教教会をめぐって」『佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇』 50 19-36, 2022-03-01
玉置文弥「大本教人類愛善会・道院世界紅卍字会の“融合"と「満洲」ー「東瀛佈道団」訪日と出口王仁三郎の「満鮮巡教」を中心に」『菊池一隆教授退職記念論集 東アジア近現代世界の諸相』65-87 2022年3月集広舎
玉置文弥「「宗教統一」とアジア主義 : 大本教と道院・世界紅卍字会の連合運動「世界宗教連合会」の活動実態から」『宗教と社会』 (28)1-15, 2022
玉置文弥「時代精神と宗教ー超国家主義としての大本教」『橋川文三 』126-147 2022年5月、河出書房新社
大澤広嗣「特別寄稿 黒住教と東南アジア」『日新』（黒住教日新社） 104(2) p.17 2022年2月
澤井真「「おさしづ」における「働き」（はたらき）の意味 : 天理教の教えに基づく人間の在り方」『天理大学おやさと研究所年報』 28 57-80, 2022-03-26
金子昭「治安維持法体制下の天理教 : 大正後期から昭和初期の時局対応の言説をめぐって」『天理大学おやさと研究所年報』 28 21-56, 2022-03-26
加藤匡人「「天理教」と「日本」の語りについて : 天理教の異文化伝道研究における方法論的一視座」『天理大学おやさと研究所年報』 28 1-19, 2022-03-26
熊田一雄「日本の宗教における信仰治療について ─天理教の事例から─」『愛知学院大学文学部紀要』51 117-122, 2022-03-10
深谷耕治「世俗主義における里親家族と儀礼 : ある天理教里親家族へのインタビュー調査を通して」『天理大学学報』73(2)45-53,2022-02-26
青木繁「天理教の里親養育 : 宗教的視点からの養育実践の理解」『いのちの教育』7 (1), 17-31, 2022
荻原稔「井上正鐡と気吹舎の接近」 『國學院大學研究開発推進機構紀要』(13) 1-24, 2021-03
大谷正幸「「天之御柱」と『國之真柱』に至る角行系富士信仰の世界観」『研究紀要』佐賀大学地域学歴史文化研究センター2022年10月
木村悠之介・荻原稔「大成教禊教『禊教新誌』『禊教会雑誌』『みそゝき』解題・目次」『國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所年報』第15号（2022）
今井功一「実行教の神道改革と海外布教 ――柴田礼一の朝鮮巡教と従軍布教使北條三な野夫の台湾開教」『國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所年報』第15号（2022）
