五十嵐太郎『新宗教と巨大建築 増補新版』(青土社、2022)が出版されました。
『新宗教と巨大建築』(講談社現代新書、2001)、『新編 新宗教と巨大建築』(ちくま学芸文庫、2007)と増補改訂を繰り返している名著です。文庫入りした時点で価格が元の版の倍という、文庫化史上稀に見る事態だったと思うのですが、さらに増補されて、680円(新書)→1,200(文庫)→2,800(増補新版)の倍々ゲーム。中身がどんどん充実しているのが価格からもわかりますね。※税抜なので、税込だともっと値上がりしてる感じはあります。それでも手頃なお値段です!
値段はともかく、大学院生の頃、すでに出ていた講談社現代新書版を読んで大変感銘を受けました。その後五十嵐先生の著書は何冊か手に入れて読んだと思います。
意外なことに、当時は新宗教ではなくて、建築的な興味で本書を手にとっていました。