「教派神道」研究会(仮)

おおむね近代神道・神道教団について

教派神道関連研究が2023年度日本宗教研究諸学会連合研究奨励賞に

日本宗教研究諸学会連合というと聞いたことがあるようなないような、公式サイトによれば「日本宗教研究諸学会連合とは、2008年に設立された宗教を研究する諸学会の連合組織です(加盟学会数30団体 2016年現在)。」という組織なのですが、そこが毎年「宗教研究分野の個人・共同研究プロジェクトのうち、独創性、実現可能性、予想されるインパクトにおいて際立ったものを表彰」している研究奨励賞に、現在教派神道連合会にも加盟している大本をテーマとした研究が選ばれました。
https://jfssr.jp/?page_id=537&fbclid=IwAR3Nk9rNdfD3vlhWWaZPjhXivLrx-vU0pmQsRDiKcmcLGBSNxOz54ETG8tA_aem_AcdnQrqxcpkJ-jykG3e46DK1HwNNlmPRGWIEeSZ-_-PMBR9VmeFpjycPv1zJspbli-0
東京工業大学博士後期課程の玉置文弥氏の「アジア主義超国家主義と宗教-道院・世界紅卍字会大本教の連合運動-」です。
玉置氏の研究については以前にも本ブログで言及したことがあるはず。
玉置氏は近年、かなり精力的に研究成果を発表されてており、アジア主義超国家主義と道院・世界紅卍字会大本教について研究を大きく前進させていらっしゃいます。またその成果もいろんな賞を受賞しており、今回の受賞も宜なるかなという感想。
先日博論発表会を終えられたばかりらしいので、そのうちまとまった博論本を書店で目にすることができるでしょう!

授賞者は玉置氏のほかにもうお一方いらして、髙瀬航平氏の「公教育を巡る文部省の政策過程の検討を通じた近代日本の宗教・政治・教育の関係史研究」なのですが、こちらも大変興味深いご研究です。

お二方、おめでとうございます。