「教派神道」研究会(仮)

おおむね近代神道・神道教団について

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年「教派神道」研究会(仮)賞

さて、「教派神道」研究会(仮)では、「教派神道」研究会(仮)賞を創設し、その年1年間に公表された業績から一点を選んでこれを授与することにしました。 ということで、前回の記事 https://kyohashinto.hatenablog.jp/entry/2023/12/27/180000 で挙げた業…

教派神道研究関連の2023年を振り返る

昨年もやったんですが、今年1年間に発表された教派神道研究関連の業績を、cinii researchなどからコピペしまくって、概観しようという企画。 [単行本] 天理教校学園史 天理教校学園 天理教校学園 2023おやさまの情景 天理教道友社 天理教道友社 2023「おさ…

近藤喜博『海外神社の史的研究』増補・完全版のクラウドファンディング

神道学者近藤喜博による海外神社研究の基本文献『海外神社の史的研究』を、ご遺族の方が増補・完全版として出版される計画を進めておられ、費用をクラウドファンディングで集めていらっしゃいます。 って、私も気づいたら締切が12月15日なんですが! かなり…

明治12年の教祖・教主

明治12年に明治天皇に献上された『明治十二年明治天皇御下命人物写真帖』という史料が三の丸尚蔵館に所蔵されています。 公職者約4500人の肖像写真が「皇族・大臣・参議」「華族」や「司法省」などの各官省、陸軍・海軍など、いくつもの分類で写真帳に仕立て…

神道宗教学会第77回学術大会(12/2、3)のお知らせ

神道宗教学会第77回学術大会開催のお知らせが出ています。 https://www.shintostudies.org/activ.html#taikai 例によって77回固有のページではないので、1年後に見たら何だこれ、ということになっていると思いますが。 今大会では初日の12月2日土曜に、『社…

研究報告「木曽御嶽本教の設立と講社結集」民族文化研究会関西地区第61回定例研究会

令和5年9月24日に開催された民族文化研究会関西地区第61回定例研究会にて、報告「木曽御嶽本教の設立と講社結集」があったことをついさっき知りました。 (民族文化研究会ブログ記事) 【関西】定例研究会報告 木曽御嶽本教の設立と講社結集 https://minzoku…

大本から『大本開祖伝−出口なおの生涯−』刊行予告

大本から『大本開祖伝−出口なおの生涯−』が刊行されるそうです。 【予約受付中】令和6年2月3日発刊「大本開祖伝 ー出口なおの生涯ー」 https://tenseisha.co.jp/smarts/index/129/#block660 全然気づいてなくて、今見たら予約期間も終了してるんですが。 信…

コメント欄に注目

教派神道連合会のサイトhttp://kyoharen.jpにはいくつかのコンテンツがあって、とはいえあまり情報の更新のない動きの少ないサイトなのですが、そんな中でも注目なのが「加盟12教派」です。 その名のとおり教派神道連合会に加盟している12の教団それぞれの紹…

コンテンツ文化史研究会で教派神道に触れる発表があるらしい

10月14日(土)に近畿大学 東大阪キャンパスにてコンテンツ文化史研究会の2023年度例会が開催されるとのこと。 https://www.contentshistory.org/2023/09/29/2073/ で、数ある発表のなかでも、13:30~14:00中山 千里 氏「俳優をめぐる「記念」事業の一考…

博士論文「社会集団としての教派神道の展開に関する研究」

藤井麻央先生の博士論文「社会集団としての教派神道の展開に関する研究」の要約および審査の要旨が、東京工業大学の機関リポジトリにて公開されているのに気がつきました。 【要約】 https://t2r2.star.titech.ac.jp/cgi-bin/publicationinfo.cgi?q_publicat…

10/21 「仏教の視点から明治神宮以前・以後を考え る」

メールマガジンにて下記のイベント情報が届きましたので共有します。 主催は明治神宮国際神道文化研究所。平成20年に設立された、その名のとおり明治神宮による研究所です。 公式サイトhttps://www.meijijingu.or.jp/miri/ このエントリを執筆している時点で…

神道修成派の今

2023年9月9日付けの福岡大学・山崎好裕先生のX(旧Twitter)のポストで、神道修成派の現状が投稿されています。 https://twitter.com/yamazaki_fu/status/1700401981314187750?s=46&t=69Y8cFgXYDxQ6J2WvmgNCA https://twitter.com/yamazaki_fu/status/170040…

Webサイト「植民地朝鮮の日本人宗教者」

近代神道教派神道について調べるにあたり役に立つサイトとして、これまで何かのタイミングで紹介していた気がするんですが、どうやらしそびれていたようです。 「植民地朝鮮の日本人宗教者」https://www.jrpkc.org これは、四国学院大学の金泰勲先生による科…

9/24_第2回『平田篤胤 狂信から共振へ』 オンライン書評会

山下久夫・斎藤英喜編 『平田篤胤 狂信から共振へ』(法藏館、2023)の第2回公開書評会が、2023年9月24日(日)14:00-18:00の日程で、オンラインで開催されます。 編者の斎藤先生もおっしゃっていましたけども、学術書ながら結構売れ行きもいいようで。書評会…

日本宗教学会第82回学術大会行ってきました

9月8日〜10日に東京外国語大学を会場として開催された日本宗教学会第82回学術大会に参加しました。 初日は偉い先生方の会議やシンポジウムで、平日ということもあり不参加でしたが、個人発表とパネル発表及び会員総会のある2日目3日目は参加。 近世近代の神…

比叡山宗教サミット36周年−世界平和祈りの集い−

比叡山宗教サミット36周年−世界平和祈りの集い−が2023年8月4日(金)に開催されました。 https://www.tendai.or.jp/summit/ 比叡山宗教サミットは、天台宗が主導して、仏教、キリスト教、イスラム教、神社本庁、新日本宗教団体連合会、教派神道連合会などの…

『平田篤胤 狂信から共振へ』公開書評会(第一回)に参加

日曜は14:00からzoomで開催された『平田篤胤 狂信から共振へ』 公開書評会(第一回)に参加しました。これは、山下久夫・斎藤英喜編『平田篤胤 狂信から共振へ』(法藏館、2023)の書評会です。序章と12の論文、3本のコラム、あとがきからなる分厚い本書は、…

2つの研究会を梯子

7/29土曜は13:00からオンラインで開催された東アジア恠異学会研究会での栗田英彦先生のご発表「〈怪異〉としての皇国—近代神道と心霊研究—」と、14:00からオンラインと対面で開催されたメディア史研究会例会、木村悠之介先生の「余白のメディア宗教としての…

道蔦汐里「新宗教の死者儀礼における「借用」「文脈化」「独自化」ー天理教の葬儀を事例にー」『儀礼文化学会紀要』第11号(2023)

全然気づいていなかったんですが、道蔦汐里「新宗教の死者儀礼における「借用」「文脈化」「独自化」ー天理教の葬儀を事例にー」『儀礼文化学会紀要』第11号(2023)という論文(掲載区分は研究ノート)が刊行されていました。慌てて図書館にてコピーを入手。…

国立国会図書館デジタルコレクションの個人送信は登録すべき

今更いうことではないんですが、2022年から国立国会図書館デジタルコレクションが個人送信を開始、送信サービスを拡充していて、実に184万点もの資料が閲覧可能です。読書家や様々な研究に有用ですが、教派神道研究においても非常に役に立ちます。 鶴藤幾太…

近代神道研究の拠点

先日のエントリーですっかり触れ忘れていたんですが、『史学雑誌』「2022年歴史学界回顧と展望」の近現代の宗教パートで神道関係で取り上げられた4人のうち2人、相澤みのり先生と渡勇輝先生が佛教大学・斎藤英喜先生の教え子でいらっしゃるんですね。すごい…

下村育世『明治改暦のゆくえ―近代日本における暦と神道』書評会に参加しました。

2023年7月7日にzoomで開催された暦の思想史研究会オンライン書評会「下村育世『明治改暦のゆくえ―近代日本における暦と神道』(ぺりかん社、2023年)」に参加しました。前に紹介したことのある研究会です。 いや、絶対出ようと思っていて、意気込みすぎて申…

7/29メディア史研究会第337回月例研究会

「余白のメディア宗教としての「大黒天主義」―不正通信販売と国体論のあいだ」と題して木村悠之介先生(國學院大學研究開発推進機構ポスドク研究員)の研究発表がメディア史研究会第337回月例研究会であるようです。もちろん当ブログ管理人は会員ではありま…

日本宗教学会第82回学術大会プログラム公表

2023年9月8~10日に開催される日本宗教学会第82回学術大会(会場:東京外国語大学)のプログラムが公表されました。 https://jpars.org/conference/archives/1043 当ブログ管理人も登場予定の第5部会は2日間を通して、教派神道を含む近世近代の神道関係の発…

教派神道研究は「2022年歴史学界回顧と展望」にどれだけ載ったか

『史学雑誌』132編 5号 (2023.6)が刊行されました。もちろんブログ管理人は史学会の会員ではありませんから、その辺の本屋や図書館で知るのですけれども。 さて、教派神道研究は「歴史学界回顧と展望」にどれだけ載るか - 「教派神道」研究会(仮)という…

野崎美夫「武州日原(につぱら)の山岳信仰の変容 : 神仏分離から教派神道の聖地成立ヘ」『山岳修験』71号(2023.3)

上野庸平さんがTwitterで探索されていた(https://twitter.com/chinyubo/status/1600312959556673537?s=46&t=69Y8cFgXYDxQ6J2WvmgNCA)天学教についての論文が出ていました。野崎美夫「武州日原(につぱら)の山岳信仰の変容 : 神仏分離から教派神道の聖地成立…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その5

公益財団法人新日本宗教団体連合会(略称・新宗連)のサイトも宗教団体について調べるのに役に立ちます。 公益財団法人 新日本宗教団体連合会 (shinshuren.or.jp) 新宗連は、戦後にパーフェクトリバティー教団や立正佼成会などが中心となって新宗教系の団体…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その4

教派神道連合会(略称・教派連)の公式サイトで加盟12教派のプロフィールを閲覧することができます。 教派神道連合会 – Kyouha Shintou Rengoukai (kyoharen.jp) 検索サイトで「教派神道連合会」を検索すると、公益財団法人日本宗教連盟(略称・日宗連)の…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その3

『宗教年鑑』や宗教法人名簿の公表されていない道府県の宗教法人について、その存在だけでも確かめる方法として国税庁の法人番号公表サイトがあります。 国税庁法人番号公表サイト (nta.go.jp) これは、平成25年5月24日に成立(平成25年5月31日公布)の「行…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その2

宗教団体には法人格を持たないものもあり、宗教法人名簿では知ることのできない団体もあります。そうした場合に、役に立つのが公益財団法人国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター(略称・RIRC)が定期する教団データベースです。 教団データベース – 宗教…