2022-01-01から1年間の記事一覧
九州大学共生社会システム論というところで、いくつかのテーマでブックガイドが公開されており、「新宗教研究の系譜」10選というのもあったので、ご紹介。勉強になります。 「新宗教」の研究というのも同時代の現象としての新宗教研究と宗教史研究、それなり…
さて、【論文等編】と【口頭発表編】に引き続き、展覧会を題材に2022年の1年間を振り返りたいのですが、さすがに教派神道をテーマにした展覧会は國學院大學博物館のミニ展示くらいですよね。 展示資料に教派や関連する事項や人物が出てくるとかはいくつかあ…
さて、前回の【論文等編】に引き続き、2022年を振り返って、1年間に実施された教派神道関係の口頭発表などを、12月23日現在で「教派 神道」とか「○○教」とかで検索した結果を目についた限りで書きだしていきます。順不同。私の視界に入るだけなのと、教派神…
Googleさんから連絡が来まして、「このブログ、どこの馬の骨とも知れないのでしばらく検索に引っかからないようにしてましたが、このたび検索対象にしましたよ」ということでした。 というわけで、Googleの検索窓に「教派神道研究会」と入力(カッコの有無は…
「宗教と文化の専門新聞」中外日報に、この秋出た、村上繁樹編著『幕末勤王志士と神葬 洛東霊山・靈明神社の歴史』(ミネルヴァ書房、2022)を紹介する記事が掲載され、ウェブ版(幕末勤王志士と神葬 洛東霊山・靈明神社の歴史 村上繁樹編著:中外日報)も公…
本年2022年は、8月31日から10月16日まで國學院大學博物館で特集展示「教派神道の創始者たち」が開催されていました。この展示は、いわゆる神道十三派のうち、2022年の六教派(出雲大社教・扶桑教・実行教・御嶽教・神習教・神道大成教)特立140年を記念した…
Googleで検索窓に「教派神道」と入力した時に続いて表示される検索語 「わかりやすく」とか「とは」なんかはどんな語でも出そうなものですけど、高校の歴史教科書に載ってて大学入試で問われるのが「天理教 金光教 黒住教」の三教派なので、「覚え方」や「3…
いやそんな問題はないんですけど。 井上順孝『教派神道の形成』(弘文堂、1991)は、1990年代以降に教派神道について勉強しようと思った者ならなんらかの形で手に取った基本文献だと思うんですが、古書価が¥17,950〜……。本体価格¥7,670+税ですから、倍どころ…
2022年を振り返って、1年間に刊行された教派神道関係の研究を、12月23日現在で「教派 神道」とか「○○教」とかで検索した結果目についた限りで書きだしていきます。順不同。私の視界に入るだけなのと、教派神道研究との関係の有無は独断と偏見なので遺漏はあ…
もういくつ寝るとお正月ですね。 神道教派の本部で1月1日に行われる行事を、年間スケジュール等から知ることができるかぎり引いてきました。対象教団は「教派神道」で思いついたうちウェブサイトで年間スケジュール等を見ることができる教団、という雑な一覧…
以前、関東地方の学生さんの「新宗教系(特に教派神道)は関西に集約されがち」というツイートを見たことがあり、はたしてどうかといわゆる神道十三派に限って本部所在地を改めて並べてみたことがあります。 ざっくり、関東・首都圏と西日本で分けてみました。…
國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所の最新令和4年度年報『國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所年報』第15号 (2022(令和4)年)が、PDF公開されました(リンク先PDF)。 教派神道関係の論文が次の2本掲載されています。 木村悠之介・荻原稔「…
五十嵐太郎『新宗教と巨大建築 増補新版』(青土社、2022)が出版されました。 『新宗教と巨大建築』(講談社現代新書、2001)、『新編 新宗教と巨大建築』(ちくま学芸文庫、2007)と増補改訂を繰り返している名著です。文庫入りした時点で価格が元の版の倍…
researchmapは、国立研究開発法人科学技術振興機構が提供する、研究者自身が業績を管理・発信できるようにすることを目的としたデータベース型研究者総覧です。 研究者自身が、経歴や学歴、研究分野、論文・口頭発表などの業績、開講科目や研究費などの項目…
丸山教のホームページがリニューアル中のようです。 丸山教 https://maruyamakyo.or.jp 理由は不明ですが1〜2年くらい前に、それまであった旧サイトが無くなっていました。ちょっと時間が空いて、デザインを一新して再開するようです。 とはいえ、まだリニ…
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部に所属する研究者・学生を中心としたグループが運営する季刊電子雑誌『人文×社会』に、木村悠之介「大日本協会『日本主義』『新天地』の 基礎的事項と総目次」(『人文×社会』第8号、2022)が掲載されました。 本文は…
放送大学で開講中の原武史先生の講義「空間と政治」第11回のタイトルが「出雲大社と大本神苑」として放送されたのに、後から気づきました。 放送大学は各講義が全15回で構成されているわけですが、その11回目です。 宗教史との関連でいうと、第4回「日光東照…
天理教における道友社のように自前の出版社を持っていて一般書店に流通しているような例を除いて、神道教団の出版物を入手することはなかなか容易なことではありません。 そんな中で、神理教が巫部祐彦管長の著者3点をAmazonで販売しています。 個別にメール…
京都の日本思想史研究会の例会が下のとおり開催されるようです。 発表者の玉置文弥先生というと、近頃、大本と紅卍会を題材にものすごい勢いでご研究を発表されていて、圧倒されてしまいます。 https://researchmap.jp/b-tamaoki いくつかの論文をリサーチマ…
国立国会図書館が調べものに役立つ情報をまとめているリサーチ・ナビから、教派神道研究に関わり深そうなページを紹介します。 宗教に関する文献を探すには(主題書誌) https://rnavi.ndl.go.jp/jp/guides/post_282.html 国学者を調べる https://rnavi.ndl.…
紀要『金光教学』第62号が刊行されており、10月2日から金光教徒社で販売開始となっていました。税込550円。 今回掲載されている論文は、岩崎繁之氏「金光大神における神社神職の活動の様相」とのことです。 『金光教学』は、バックナンバーをインターネット…
教派神道・新宗教と女性みたいなテーマはそれこそこれまで教祖の性から論じられてきたとは思うんですが、それにとどまらず、ジェンダーの観点から研究が進められる余地が多分にあると思います。勉強になりそうなシンポジウムです。 国際日本文化研究センター…
『ラジオの戦争責任』(法蔵館文庫、2022)の著者・坂本慎一先生が2022/12/8にTwitterでこんな投稿をなさっていました。 「拙著『ラジオの戦争責任』をお読みいただき、ありがとうございます。 (これは言っていいと思うので書きますが)同じく法蔵館さんか…
如来教を例に明治初期に民間宗教者が仏堂を拠点にしていたあり方から新宗教と伝統宗教の関係を研究している、気鋭の思想史研究者が登壇します。 寺院や神社、仏堂、小祠と新宗教・教派神道の関係は、論じるべき点が少なくなく、参考になると思います。 愛知…
黒住教学院のWebページで、黒住教が明治28年から刊行していた機関誌『國之教』(機関誌『日新』の前身)の記事目録を公開しています。http://www.kurozumikyo.com/gakuin/kuninooshie.html「黒住教の研究を志す方のために」とのことで、より詳しい資料の閲…