「教派神道」研究会(仮)

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木村悠之介「大日本協会『日本主義』『新天地』の 基礎的事項と総目次」(『人文×社会』第8号、2022)

東京大学大学院人文社会系研究科・文学部に所属する研究者・学生を中心としたグループが運営する季刊電子雑誌『人文×社会』に、木村悠之介「大日本協会『日本主義』『新天地』の 基礎的事項と総目次」(『人文×社会』第8号、2022)が掲載されました。

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木村氏は、論文「明治後期における神道改革の潮流とその行方―教派神道と『日本主義』から「国家神道」へ―」において、明治後期の教派による神道改革志向から、木村鷹太郎による「新神道」、雑誌『日本主義』の発刊、「神道」の担い手の拡大、そして神道学や国家神道の成立への道筋を論じ、2018年に神道文化会の明治維新百五十年記念近現代神道史懸賞論文 特選を受賞しています。

この度世に出たのは、受賞論文で取り上げた雑誌『日本主義』の解説と総目次です。PDFで読めるので最高ですね。解説も詳しくて勉強になります。

このあと別の神道雑誌の総目次も別媒体で発表なさるということです。こうして基礎的な事項やデータがどんどん公開されていって研究の下地が積み上がっていくと近代神道研究教派神道研究ももっと広がりを見てせていくのではないかと思います。とてもありがたい仕事です。

関連:國學院大學日本文化研究所『歴史で読む国学』(ぺりかん社、2022https://amzn.to/3P8VCwN