「教派神道」研究会(仮)

おおむね近代神道・神道教団について

2023-01-01から1年間の記事一覧

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その1

宗教法人の存在や基本的な事柄を調べるのにまず当たりたいものに、文化庁が毎年刊行する『宗教年鑑』があります。 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/hakusho_nenjihokokusho/shukyo_nenkan/index.html 神道・仏教・キリスト教などの大きな分類…

『国立歴史民俗博物館研究報告』第240集(2023)

『国立歴史民俗博物館研究報告』第240集が2023年3月付けで刊行された旨、4月27日付でお知らせが出てたんですね。こないだ気づきました。 松山由布子「近世陰陽師の祭祀と祭文」 https://www.rekihaku.ac.jp/outline/publication/ronbun/ronbun10/pdf/240001.…

7/7 暦の思想史研究会主催オンライン書評会下村育世『明治改暦のゆくえ―近代日本における暦と神道』

日本近代仏教史研究会のサイトの情報ですが、暦の思想史研究会主催オンライン書評会が開催されるとのことです。 https://www.mjbh.jp/archives/event/%e6%9a%a6%e3%81%ae%e6%80%9d%e6%83%b3%e5%8f%b2%e7%a0%94%e7%a9%b6%e4%bc%9a%e4%b8%bb%e5%82%ac%e3%82%aa…

「宗教と社会」学会第31回学術大会(2023/6/24〜25)

昨日(2023/06/09)が参加申し込み締め切りだったみたいなんですが、「宗教と社会」学会の大会が、今月2023/6/24〜25で愛知学院大学を会場に開催されるそうです。https://jasrs2023.hatenablog.com/entry/2023/02/14/094324 まあ当ブログ管理人なんかは会員…

石原和・神田秀雄・吉水希枝編『近代如来教と古寺大拙 研究と史料』(日本電子書籍技術普及協会、2023)

この2ヶ月くらいの間に届いていた本を紹介するのをすっかり怠けておりました。 まずは、石原和・神田秀雄・吉水希枝編『近代如来教と古寺大拙 研究と史料』(日本電子書籍技術普及協会、2023)。 近代如来教と小寺大拙: 研究と史料 如来教については教祖一尊…

企画展「祓-儀礼と思想-」(2023/5/20〜7/9)

國學院大學博物館にて、企画展「祓-儀礼と思想-」が、令和5年7月9日(日)までを会期として開催されています。 http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2023_harae.html 公式サイトによれば、「祭祀の前」の祓、「毎年、六月と十二月」…

面白そうな科研「異端神道のなんとか」

斎藤英喜氏のブログによると、https://ameblo.jp/susano-saito/entry-12806241724.html 基盤研究C「日本近代における「異端神道」の成立と展開の諸相」(略してITAN)の第一回研究会が開催されたようです。 斎藤氏の勤務する佛教大学を会場に、zoomでのオンラ…

扶桑教のお祭りがNHKニュースに

富士講系教派神道・扶桑教の祭事が、NHKのニュースになっていました。 富士山信仰者 夏山登山者の安全祈る祭典 富士吉田 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20230603/1040020368.html 本ブログ管理人のところにも、ありがたいことにお知らせのお手紙を頂戴…

6/24日本山岳修験学会「春のオンライン例会」

日本山岳修験学会の「春のオンライン例会」が面白そうだったので転載します。 鈴木昂太先生のご発表は、近代の神職についても祭教学分離云々と言いつつも実際には分かちがたく絡み合って展開する、神道教派を当然含む「神道界」と仏・基・その他の宗教集団の…

5/28東海/宗教史研究コンソシアム第1回研究会

南山大学・愛知学院大学・皇學館大学・同朋大学といった東海圏の宗教系大学の宗教研究者をはじめ、東海地方で活躍している研究者を中心に、東海/宗教史研究コンソシアムという研究会がこのたび立ち上がったそうで、第1回研究会が2023/5/28に開催されるお知…

5/15、5/22研究セミナー「「反省会」興亡史」

龍谷大学の附属施設・世界仏教文化研究センターというところの主催による研究セミナー「「反省会」興亡史」が、下記の要領で開催されるとのことです。 テーマの「反省会」は、明治期に起こった仏教学生らによる禁酒運動を中心とした仏教改革運動、といった感…

シカゴ歴史博物館ブログに実行教・柴田礼一が登場

シカゴ歴史博物館の公式ブログで、ジャクソンパークの桜と神道についてのエントリが公開されています。 https://www.chicagohistory.org/sakura-and-shinto-in-chicago/ 著者は同館インターンのEva Mazzeno氏。シカゴで神道といえば万国宗教会議に出席した、…

4/28「柳田国男と「大正期」の「神道」―民間宗教者論の射程―」京都民俗学会第351回談話会

柳田國男の「神道私見」を手掛かりした近代神道の再考で注目されている若手(だと思います、どんな方か存じあげないので)渡勇輝さんの研究報告が、京都民俗学会第351回談話会として下の要領で開催されるそうです。 対面とオンラインのハイブリッドでの開催…

4/9神習教桜神宮火渡神事

世田谷区桜新町にある神習教の桜神宮で、令和5年4月9日(日)に火渡神事が執り行われるとのことで、限定御朱印も頒布されるとのこと。 https://www.sakura.jingu.net/news.html?id=71102

5/27近現代日本の祭祀空間と海外神社班 2023年度第1回研究会

神奈川大学非文字資料研究センター事務室なるところから案内が届きました。 このセンターも研究班とかいうのもよく知らないのですが。 菅浩二先生がご登壇ということで、転載します。 学外の参加希望者は、5月25日(木)までに、https://forms.gle/6yfzCrC8q…

『國學院大學研究開発推進機構紀要』第15号(2023)刊行

『國學院大學研究開発推進機構紀要』第15号(2023)が刊行され、同大公式サイトで全文がPDFで公開されています。 https://www.kokugakuin.ac.jp/research/oard/about/p1/kenkikoukiyou?fbclid=IwAR2FZfpxlGelQqFtFqvhV83oOZvjTVtgOTZNWddSUz0dcCCokTGBT-HqF3k…

3/30第197回 駒沢宗教学研究会・関東地区修士論文発表会プログラム

毎年恒例の駒沢宗教学研究会・関東地区修士論文発表会が開催されるとのことで、「教派神道」「近代神道」研究に関連した発表がいくつかあるようなのでお知らせします。 まずは東京大学大学院・坪井俊樹さんの「新宗教における感染症の語り―COVID-19 影響下に…

4/22第29回「仏教と近代」研究会:井川裕覚『近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から』書評会

第29回「仏教と近代」研究会のイベント、先日刊行されたばかりの井川裕覚『近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から』(法藏館、2023) https://pub.hozokan.co.jp/smp/book/b618066.html の書評会が開催されるようです。 「仏教?」とお思いかもし…

國學院大學神道文化学部編『プレステップ神道学<第2版>』(弘文堂、2023)

國學院大學神道文化学部編『プレステップ神道学<第2版>』(弘文堂、2023)が刊行されたようです。 https://www.koubundou.co.jp/smp/book/b616204.html 神道について学ぶための教科書として編まれた本書は、初版刊行から10年を経て全面改訂されたそうです。…

伊藤聡・斎藤英喜編『神道の近代 アクチュアリティを問う』アジア遊学280(勉誠出版、2023)

伊藤聡・斎藤英喜編『神道の近代 アクチュアリティを問う』アジア遊学280(勉誠出版、2023)が刊行とのことです。 https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=2&products_id=101375 「近代」と「神道」ということで、大変興味を惹かれ…

3/24シンポジウム「歴史学からみた近現代日本の「公葬」」

「歴史学からみた近現代日本の「公葬」」というタイトルのシンポジウムが開催されるとのことです。 明治から戦前の日本では、神葬祭は神道教派が中心的に担っていたこともあり、例えば出雲大社教が多く祭主を担った国葬や国民葬についても大変興味の惹かれる…

3/18「清水諫見旧蔵如来教関係史料刊行シンポジウム: 近世近代移行期の如来教と宗教制度」

「清水諫見旧蔵如来教関係史料刊行シンポジウム: 近世近代移行期の如来教と宗教制度」が3月18日に開催されるとのお知らせがありました。 これまで、教祖在世の19世紀初頭と、昭和初年の概ね二つの時期に限定されてきたという如来教の研究において、この度新…

3/24林淳教授退任記念シンポジウム

近世陰陽道研究を始め、日本の宗教学史、宗教史研究をリードなさってきた林淳先生の愛知学院大学ご退任記念シンポジウムが下記の要領で開催されるそうです。 ハイブリッド開催の事前申し込み制で、対面用オンライン用それぞれの申し込みフォームからお申し込…

「神習教直轄宮比教会における芸能」民族文化研究会東京地区第33回定例研究会

2023年2月18日に民族文化研究会東京地区第33回定例研究会で「神習教直轄宮比教会における芸能」と題する研究発表があったことを遅ればせながら今日知りました。 宮比教会は和歌・謡曲・能狂言・雅楽・講談など「芸道=みやび」を神道と結びつけた教会で、神…

3/7國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所2022年度第8回日本文化研究所研究会

國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所2022年度第8回日本文化研究所研究会が下記の要領で開催されるとのことです。 今回はお二方からのご発表。 鳴海先生はこのところ、世間話研究会、異類の会と立て続けにご発表なさっており、今回も大変楽しみですね。…

公益信託 松尾金藏記念奨学基金 編『明日へ翔ぶ 6人文社会学の新視点』(風間書房、2023)

公益信託 松尾金藏記念奨学基金 編『明日へ翔ぶ 6人文社会学の新視点』(風間書房、2023)という本が2023年3月に刊行されるそうです。 https://www.kazamashobo.co.jp/products/detail.php?product_id=2493 「哲学・歴史学・心理学・社会学など幅広い分野」…

神道宗教学会令和4年度第2回研究例会

神道宗教学会令和4年度第2回研究例会が、以下の要領で開催されるようです。 明記がないので、参加資格が会員に限られるか否かは不明ですが、参加希望の方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。 日時:令和5年3月4日(土) 午後2時~午後4時 開催形式:…

荻原稔『井上正鐵門中・禊教の成立と展開』がネットで全文公開

禊教、井上正鐡門中の研究で知られる荻原稔氏の著作で氏が國學院大學に博士論文として提出して博士号を取得された『井上正鐵門中・禊教の成立と展開− 慎食・調息・信心の教え』(思想の科学社、2018)の全文が、國學院大學機関リポジトリに登録され、PDFで閲…

玉置文弥「第二次大本事件が残したもの―日中戦争・「大東亜戦争」下における道院・世界紅卍字会の「日本化」」『コモンズ』第2号(2023)

大本をテーマに勢力的にご研究を発表されている玉置文弥先生の最新論文が公開されたようです。 東工大未来の人類研究センターオンラインジャーナル『コモンズ』2号(2023)に掲載された論文「第二次大本事件が残したもの―日中戦争・「大東亜戦争」下におけ…

大阪歴史科学協議会3月例会「『神皇正統記』からみる「天皇制イデオロギー」の形成」

大阪歴史科学協議会3月例会(ハイブリッド開催) 大阪歴史科学協議会の例会が3月11日に行われるそうです。 テーマは「『神皇正統記』からみる「天皇制イデオロギー」の形成」で、神戸大学の齋藤公太先生がご発表とのこと。 齋藤先生が続けてこられた『神皇正…