國學院大學神道文化学部編『プレステップ神道学<第2版>』(弘文堂、2023)が刊行されたようです。
https://www.koubundou.co.jp/smp/book/b616204.html
神道について学ぶための教科書として編まれた本書は、初版刊行から10年を経て全面改訂されたそうです。
初版は「阪本是丸・石井研士編」だったと思うのですが、このあたりも改訂版の特徴と関係あるのでしょうか。
國學院の授業で用いられるのはもちろん、一般に神道について勉強したい向きにも参考になるのかもしれません。
目次
Ⅰ さまざまな角度からみる神道
1章 文献からみる神道
2章 神話からみる神道
3章 考古学からみる神道
Ⅱ 歴史からみる神道
4章 古代
5章 中世
6章 近世
7章 近代
Ⅲ 現代社会からみる神道
8章 神道と現代文化
9章 神社を取り巻く多様な問題
Ⅳ 祭りからみる神道
10章 神道と民俗
11章 祭りの作法
12章 祭りの知識と備え
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【参考・初版目次】
神道を学ぶということ
1 神道の古典を読む(神々の物語―『古事記』の世界;言霊の幸わう国―古典から読み解く古代人の神道観)
2 神道の歴史を探る(古代―神道の源流と古代国家;中世―神道の変奏;近世―天下泰平と古儀復興;明治以降―近代に向き合う神と日本人)
3 神道と祭り(神社の祭り―祭祀学;イエ・ムラ(サト)・マチの祭り―風土を祭りで意味づける
祭りの作法―神社祭式行事作法
祭りの備え―有職故実
研究領域と関連諸学―神道研究の広がり)
付録(神系譜;中つ国の神話―日本建国以降;境内配置図;神社建築;課題の解答とヒント)