禊教、井上正鐡門中の研究で知られる荻原稔氏の著作で氏が國學院大學に博士論文として提出して博士号を取得された『井上正鐵門中・禊教の成立と展開− 慎食・調息・信心の教え』（思想の科学社、2018）の全文が、國學院大學機関リポジトリに登録され、PDFで閲覧可能になりました。
https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/XB01675768
この情報は「藤野七穂」さんのツイートhttps://twitter.com/zqqo3tg6jklumug/status/1627235800768208896?s=46&t=oYX1kVyQesUlJ1mJVAkGGwで知ったんですが、元は井上正鐡研究会会報に記載があったようです。
井上正鐡門中にとどまらず、神道系新宗教や教派神道、近世近代神道史、宗教史の研究者や研究志望者にはぜひ読んでいただきたい一冊ですので、こうして公開に踏み切られた著者・出版社には頭が下がります。と同時に、こちらも恥ずかしくないよう研究を進めないと、と気が引き締まる思いです。
当ブログ管理人も刊行直後に、井上正鐡研究会の刊行物取り扱い店である神保町の叢文閣書店で2023年2月21日には著者による研究発表がありますので、もう一度勉強しなおしてみましょう。
