「教派神道」研究会(仮)

おおむね近代神道・神道教団について

野崎美夫「武州日原(につぱら)の山岳信仰の変容 : 神仏分離から教派神道の聖地成立ヘ」『山岳修験』71号(2023.3)

上野庸平さんがTwitterで探索されていた(https://twitter.com/chinyubo/status/1600312959556673537?s=46&t=69Y8cFgXYDxQ6J2WvmgNCA)天学教についての論文が出ていました。
野崎美夫「武州日原(につぱら)の山岳信仰の変容 : 神仏分離から教派神道の聖地成立ヘ」『山岳修験』71号(2023.3)https://cir.nii.ac.jp/crid/1520296520359182080
ときおりciniiで「教派神道」とか「富士信仰」とか検索してるんですが、一昨日くらいに気づいた次第。
いや、この雑誌自体はブログ管理人も前号に論文を掲載していただいたんですけれども、実は2021年度の大会の翌日には退会していたために気づくのが遅れたんですね。前号には非会員ながら大会での発表者として掲載していただきました(あ、教派神道の研究業績なのにブログで紹介していない……)。
で、本論は、奥多摩町の日原にある天祖山山頂の天祖神社がいかに整備され、天祖山が神道大成教傘下教会として設立された大成教天学教会のちの天学教により聖地となり……というもの。

当地は、2022年に青梅市により展覧会で取り上げられた国学者・齋藤眞指が国学神道思想を指導した地であり、天祖神社もその例のようです。

天学教の成り立ちと聖地の形成はここまでで、その発展以降は稿を改められるとのことで、今後の研究が楽しみです。