民族文化研究会会報『大八洲』第4号(2023)が12月に発行されました。同会報は、同会に申し込めば誰でもメールでPDF形式で送ってもらうことができます。
告知自体は2023年中に同会ブログにてされており、私のところにも届いておりましたが、紹介はようやく今日。
今号については、11月に同会の定例会について紹介した際に「まだかなー」と言及しており待ち侘びていたところでした。
https://kyohashinto.hatenablog.jp/entry/2023/11/15/180000
「教派神道」研究会(仮)としての今号のみどころは、竹見靖秋「神々の集い――日本開顕同盟と日本宗教政治連盟」でしょうか。同氏の定例研究会での報告をもとにしたご論文で、戦後神社本庁が中心となり様々な教団を取り込んで始めた政治活動について詳細に紹介するものです。この二つの組織は「神社本庁外の神道系教団史を考える上でも」「重要」としていて、たしかにその価値がありそうです。
同氏の連載「祭神論争の過程」も第3回をむかえ急展開ですし、その他の記事も興味深いのでぜひこの機会にご覧ください。