「教派神道」研究会(仮)

おおむね近代神道・神道教団について

7/29メディア史研究会第337回月例研究会

「余白のメディア宗教としての「大黒天主義」―不正通信販売と国体論のあいだ」と題して木村悠之介先生(國學院大學研究開発推進機構ポスドク研究員)の研究発表がメディア史研究会第337回月例研究会であるようです。もちろん当ブログ管理人は会員ではありま…

日本宗教学会第82回学術大会プログラム公表

2023年9月8~10日に開催される日本宗教学会第82回学術大会(会場:東京外国語大学)のプログラムが公表されました。 https://jpars.org/conference/archives/1043 当ブログ管理人も登場予定の第5部会は2日間を通して、教派神道を含む近世近代の神道関係の発…

教派神道研究は「2022年歴史学界回顧と展望」にどれだけ載ったか

『史学雑誌』132編 5号 (2023.6)が刊行されました。もちろんブログ管理人は史学会の会員ではありませんから、その辺の本屋や図書館で知るのですけれども。 さて、教派神道研究は「歴史学界回顧と展望」にどれだけ載るか - 「教派神道」研究会(仮)という…

野崎美夫「武州日原(につぱら)の山岳信仰の変容 : 神仏分離から教派神道の聖地成立ヘ」『山岳修験』71号(2023.3)

上野庸平さんがTwitterで探索されていた(https://twitter.com/chinyubo/status/1600312959556673537?s=46&t=69Y8cFgXYDxQ6J2WvmgNCA)天学教についての論文が出ていました。野崎美夫「武州日原(につぱら)の山岳信仰の変容 : 神仏分離から教派神道の聖地成立…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その5

公益財団法人新日本宗教団体連合会(略称・新宗連)のサイトも宗教団体について調べるのに役に立ちます。 公益財団法人 新日本宗教団体連合会 (shinshuren.or.jp) 新宗連は、戦後にパーフェクトリバティー教団や立正佼成会などが中心となって新宗教系の団体…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その4

教派神道連合会(略称・教派連)の公式サイトで加盟12教派のプロフィールを閲覧することができます。 教派神道連合会 – Kyouha Shintou Rengoukai (kyoharen.jp) 検索サイトで「教派神道連合会」を検索すると、公益財団法人日本宗教連盟(略称・日宗連)の…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その3

『宗教年鑑』や宗教法人名簿の公表されていない道府県の宗教法人について、その存在だけでも確かめる方法として国税庁の法人番号公表サイトがあります。 国税庁法人番号公表サイト (nta.go.jp) これは、平成25年5月24日に成立(平成25年5月31日公布)の「行…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その2

宗教団体には法人格を持たないものもあり、宗教法人名簿では知ることのできない団体もあります。そうした場合に、役に立つのが公益財団法人国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター(略称・RIRC)が定期する教団データベースです。 教団データベース – 宗教…

「教派神道」・宗教法人を調べる方法その1

宗教法人の存在や基本的な事柄を調べるのにまず当たりたいものに、文化庁が毎年刊行する『宗教年鑑』があります。 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/hakusho_nenjihokokusho/shukyo_nenkan/index.html 神道・仏教・キリスト教などの大きな分類…

『国立歴史民俗博物館研究報告』第240集(2023)

『国立歴史民俗博物館研究報告』第240集が2023年3月付けで刊行された旨、4月27日付でお知らせが出てたんですね。こないだ気づきました。 松山由布子「近世陰陽師の祭祀と祭文」 https://www.rekihaku.ac.jp/outline/publication/ronbun/ronbun10/pdf/240001.…

7/7 暦の思想史研究会主催オンライン書評会下村育世『明治改暦のゆくえ―近代日本における暦と神道』

日本近代仏教史研究会のサイトの情報ですが、暦の思想史研究会主催オンライン書評会が開催されるとのことです。 https://www.mjbh.jp/archives/event/%e6%9a%a6%e3%81%ae%e6%80%9d%e6%83%b3%e5%8f%b2%e7%a0%94%e7%a9%b6%e4%bc%9a%e4%b8%bb%e5%82%ac%e3%82%aa…

「宗教と社会」学会第31回学術大会(2023/6/24〜25)

昨日(2023/06/09)が参加申し込み締め切りだったみたいなんですが、「宗教と社会」学会の大会が、今月2023/6/24〜25で愛知学院大学を会場に開催されるそうです。https://jasrs2023.hatenablog.com/entry/2023/02/14/094324 まあ当ブログ管理人なんかは会員…

石原和・神田秀雄・吉水希枝編『近代如来教と古寺大拙 研究と史料』(日本電子書籍技術普及協会、2023)

この2ヶ月くらいの間に届いていた本を紹介するのをすっかり怠けておりました。 まずは、石原和・神田秀雄・吉水希枝編『近代如来教と古寺大拙 研究と史料』(日本電子書籍技術普及協会、2023)。 近代如来教と小寺大拙: 研究と史料 如来教については教祖一尊…

企画展「祓-儀礼と思想-」(2023/5/20〜7/9)

國學院大學博物館にて、企画展「祓-儀礼と思想-」が、令和5年7月9日(日)までを会期として開催されています。 http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2023_harae.html 公式サイトによれば、「祭祀の前」の祓、「毎年、六月と十二月」…

面白そうな科研「異端神道のなんとか」

斎藤英喜氏のブログによると、https://ameblo.jp/susano-saito/entry-12806241724.html 基盤研究C「日本近代における「異端神道」の成立と展開の諸相」(略してITAN)の第一回研究会が開催されたようです。 斎藤氏の勤務する佛教大学を会場に、zoomでのオンラ…

扶桑教のお祭りがNHKニュースに

富士講系教派神道・扶桑教の祭事が、NHKのニュースになっていました。 富士山信仰者 夏山登山者の安全祈る祭典 富士吉田 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20230603/1040020368.html 本ブログ管理人のところにも、ありがたいことにお知らせのお手紙を頂戴…

6/24日本山岳修験学会「春のオンライン例会」

日本山岳修験学会の「春のオンライン例会」が面白そうだったので転載します。 鈴木昂太先生のご発表は、近代の神職についても祭教学分離云々と言いつつも実際には分かちがたく絡み合って展開する、神道教派を当然含む「神道界」と仏・基・その他の宗教集団の…

5/28東海/宗教史研究コンソシアム第1回研究会

南山大学・愛知学院大学・皇學館大学・同朋大学といった東海圏の宗教系大学の宗教研究者をはじめ、東海地方で活躍している研究者を中心に、東海/宗教史研究コンソシアムという研究会がこのたび立ち上がったそうで、第1回研究会が2023/5/28に開催されるお知…

5/15、5/22研究セミナー「「反省会」興亡史」

龍谷大学の附属施設・世界仏教文化研究センターというところの主催による研究セミナー「「反省会」興亡史」が、下記の要領で開催されるとのことです。 テーマの「反省会」は、明治期に起こった仏教学生らによる禁酒運動を中心とした仏教改革運動、といった感…

シカゴ歴史博物館ブログに実行教・柴田礼一が登場

シカゴ歴史博物館の公式ブログで、ジャクソンパークの桜と神道についてのエントリが公開されています。 https://www.chicagohistory.org/sakura-and-shinto-in-chicago/ 著者は同館インターンのEva Mazzeno氏。シカゴで神道といえば万国宗教会議に出席した、…

4/28「柳田国男と「大正期」の「神道」―民間宗教者論の射程―」京都民俗学会第351回談話会

柳田國男の「神道私見」を手掛かりした近代神道の再考で注目されている若手(だと思います、どんな方か存じあげないので)渡勇輝さんの研究報告が、京都民俗学会第351回談話会として下の要領で開催されるそうです。 対面とオンラインのハイブリッドでの開催…

4/9神習教桜神宮火渡神事

世田谷区桜新町にある神習教の桜神宮で、令和5年4月9日(日)に火渡神事が執り行われるとのことで、限定御朱印も頒布されるとのこと。 https://www.sakura.jingu.net/news.html?id=71102

5/27近現代日本の祭祀空間と海外神社班 2023年度第1回研究会

神奈川大学非文字資料研究センター事務室なるところから案内が届きました。 このセンターも研究班とかいうのもよく知らないのですが。 菅浩二先生がご登壇ということで、転載します。 学外の参加希望者は、5月25日(木)までに、https://forms.gle/6yfzCrC8q…

『國學院大學研究開発推進機構紀要』第15号(2023)刊行

『國學院大學研究開発推進機構紀要』第15号(2023)が刊行され、同大公式サイトで全文がPDFで公開されています。 https://www.kokugakuin.ac.jp/research/oard/about/p1/kenkikoukiyou?fbclid=IwAR2FZfpxlGelQqFtFqvhV83oOZvjTVtgOTZNWddSUz0dcCCokTGBT-HqF3k…

3/30第197回 駒沢宗教学研究会・関東地区修士論文発表会プログラム

毎年恒例の駒沢宗教学研究会・関東地区修士論文発表会が開催されるとのことで、「教派神道」「近代神道」研究に関連した発表がいくつかあるようなのでお知らせします。 まずは東京大学大学院・坪井俊樹さんの「新宗教における感染症の語り―COVID-19 影響下に…

4/22第29回「仏教と近代」研究会:井川裕覚『近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から』書評会

第29回「仏教と近代」研究会のイベント、先日刊行されたばかりの井川裕覚『近代日本の仏教と福祉―公共性と社会倫理の視点から』(法藏館、2023) https://pub.hozokan.co.jp/smp/book/b618066.html の書評会が開催されるようです。 「仏教?」とお思いかもし…

國學院大學神道文化学部編『プレステップ神道学<第2版>』(弘文堂、2023)

國學院大學神道文化学部編『プレステップ神道学<第2版>』(弘文堂、2023)が刊行されたようです。 https://www.koubundou.co.jp/smp/book/b616204.html 神道について学ぶための教科書として編まれた本書は、初版刊行から10年を経て全面改訂されたそうです。…

伊藤聡・斎藤英喜編『神道の近代 アクチュアリティを問う』アジア遊学280(勉誠出版、2023)

伊藤聡・斎藤英喜編『神道の近代 アクチュアリティを問う』アジア遊学280(勉誠出版、2023)が刊行とのことです。 https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=2&products_id=101375 「近代」と「神道」ということで、大変興味を惹かれ…

3/24シンポジウム「歴史学からみた近現代日本の「公葬」」

「歴史学からみた近現代日本の「公葬」」というタイトルのシンポジウムが開催されるとのことです。 明治から戦前の日本では、神葬祭は神道教派が中心的に担っていたこともあり、例えば出雲大社教が多く祭主を担った国葬や国民葬についても大変興味の惹かれる…

3/18「清水諫見旧蔵如来教関係史料刊行シンポジウム: 近世近代移行期の如来教と宗教制度」

「清水諫見旧蔵如来教関係史料刊行シンポジウム: 近世近代移行期の如来教と宗教制度」が3月18日に開催されるとのお知らせがありました。 これまで、教祖在世の19世紀初頭と、昭和初年の概ね二つの時期に限定されてきたという如来教の研究において、この度新…